三木自然愛好研究会の第9回定期総会が、4月3日午後から三木市教育センター大会議室(4F)で開かれた。
平成16年度活動報告並びに、決算報告、そして17年度の活動計画、予算案が共に承認された。
特に17年度からの検討実践事項として、児童自然教室の開催計画の推進と、増田ふるさと公園のビオトープ化の推進などが計画されている。

議事終了の後、神戸大学理学部教授であり、理学博士の角野康郎  先生による「水辺の植物−現状と保全」をテーマに公開講演会があった。「現在、日本全体の植物の24%と、水草の43%が絶滅の危機にある。種の絶滅は、人類への警鐘であり、種を守って行くことが未来への我々の責任である。」と、種の絶滅を防ぐ大切さを訴えた。
又、自然保護を考慮した整備工法として、表土扱いは「はぎ取り戻し工法」が全国で初めて増田地区に取り入れられ、その効果が注目されているなど、約一時間あまりの話を質疑応答も交え熱心に受講した。

角野先生の著書には「日本水草図鑑」・「ウエットランドの自然」・「水辺の環境保全−生物群集の視点から」・「外来種ハンドブック」など多くあり、又三木吉川にもたびたび足を運ばれ、研究を重ねておられます。
「増田ふるさと公園」では環境保全のため、埋土種子(永年、土に埋もれて発芽しないでいる種子)の発芽条件の研究をされております。(文責 管理人)
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