種名 コウヤボウキ(高野箒)
学名  Pertya scandens 
科/属 キク科 /コウヤボウキ 属
特徴 山地や林縁の明るくて、やや乾燥したところに生育する60cm〜90cmの草本状の小低木。枝は灰褐色で細く、著しく枝分かれする。頭花は一年生枝の先に付き、菊科特有の筒状で白乃至薄紅色の花が十数個寄り集まった形であり芳香がある。花弁はリボン状で先がカールしている。種子には長い冠毛があり(タンポポのように)風で飛散する風媒花である。
花期 9〜10月
名の由来 昔、高野山では竹を植えることが禁止されていたため、この枝を束ねて箒として使ったとあるが・・・
これらの植物はみんなの貴重な財産です。絶対に採取しないようお願いします。
                                                                                                                                                                 拡大してみると「管菊」にそっくりです。

確かに、この茎は乾燥しても案外丈夫なので箒に向いていると思うのですが、木姿からしてどうも適当でないように思えます。どうせなら稲科の植物の方が良いと思うのですが・・・。

「コウヤ」は「厠」《「かわや」の音変化》=「便所」
つまり「便所の箒」のことではないか と言う説もあります。(岸本尚美氏 説)
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