絶滅危惧種ランク 兵庫 C
種名 ヤナギスブタ(柳簀蓋)
学名  Blyxa japonica
科/属 トチカガミ科 / スブタ属
特徴 水田や溝などに生える沈水性の一年草で、気中葉は作らない。茎はスブタより長く、分枝する。葉は線形で先端は鋭く尖り、縁には細かな鋸歯がある。花茎を水面上に伸ばし、白い花を咲かせる。10月頃、筒状になった果実の中には両端に突起のある種子が並ぶ。絶滅危惧種Aランクの「マルミスブタ」にはこの突起がない。
花期 7〜10月
名の由来 名古屋地方で女児の乱れた頭髪を「スブタガミ」と言い、根生状に出た線形の葉が密生した様子が、これを連想させることから。
これらの植物はみんなの貴重な財産です。絶対に採取しないようお願いします。
ヤナギスブタ

ヤナギスブタ果実
ヤナギスブタ種子
圃場整備による水田の乾田化と、農薬の使用で激減した。しかし湿田であっても、耕作放棄で大型植物が繁茂する環境では生育できない。

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