ツクシガモ(筑紫鴨)学名Tadorna tadorna (Linnaeus, 1758) 
カモ目カモ科ツクシガモ属 絶滅危惧IB類(EN)7年ぶりに美嚢川で一羽を確認(2006年1月)

ユーラシア大陸の低緯度地方で繁殖分布する。日本へは九州・有明海に数百羽が渡来し、12月から翌年3月頃までいる。
その他の各地では、ときどき河口付近の干潟などで、数羽が観察出来る。たまに内陸部の湖沼や河川に飛来することもある。
雌雄ほぼ同色で、夏と冬で色が変わる。
翼を広げると、1mにもなる大型のカモ。クチバシは赤茶色で、先端がやや上方に反り上がる。繁殖期の雄は上クチバシの基部にこぶ状の突起が出来る。(メスにはない)。頭と頸部は黒色、体は白色で背から胸にかけて茶色の幅広い帯があり、肩羽と風切羽は黒色。尾羽は白く、先端は黒い。脚は赤黄色。

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