種名  ヘクソカズラ(屁糞葛)/ヤイトバナ/サオトメバナ
学名 Paederia scandens var. mairei
科/属 アカネ科 /ヘクソカズラ属
特徴 林のふちや藪など乾燥地、湿地を問わず生育環境の広い多年生の蔓草.。茎の下部は木質化し、毎年新しいツルを出す。
花期 7〜9月
名の由来 別記
ヘクソカズラ-UP
ヘクソカズラの実
  秋には6mmくらいの球形で黄褐色の実を付ける。                               

気の毒なほどすごい名前を戴いた植物です。命名者はよほどこの臭いが頭に(鼻)に来たのでしょう。
名前に反して可憐な花を付けているのを見ると、ささやかな反抗をしているようでいじらしく思えます。

花を水に浮かして、その姿を水田で働く早乙女に見立てサオトメバナ、あるいは花の中央がお灸の跡に似ていることから、ヤイトバナなどと呼ばれます。
子供の頃、この花を唾液で手の甲や鼻の頭に付けて「やいと」と言って遊んだものです。

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